でもまだアメリカからの荷物が届いていないので(船便なので約1ヶ月半かかります・・・

とりあえずの煮炊きができるよう、友人から大・小の鍋を一つずつ借りました。大きい方は見慣れない形でしたが、無骨でありながらも洗練されていてなかなか私好みのデザイン。どことなく、昭和30年代頃に炊飯用として使われていた「文化鍋」にも似ています。
ちょうど電気炊飯器もなかったので、試しにその鍋でお米を炊いてみることに。

さっそく炊いてみたところ・・・、驚くほどに美味しかったです!
昔から、ガスで炊くご飯が美味しいというのは聞いたことがありましたが、これ程とは! しっかりふっくらピカピカに炊き上がります。
あまりの美味しさに、最初は塩だけつけて食べてました〜。
3合炊いたとしても、炊き始めから蒸らしまで入れておよそ30分ですから、電気炊飯器よりもはるかに速く炊き上がります。

偶然にも、引越しのプレゼントに友人から陶器のお櫃をいただきました。
またまた驚いたのが、お櫃に入れておくと、冷めてもなおお米が美味しい!
炊きたてのご飯の水分をお櫃が良い具合に吸ってくれて、一日中モチモチのお米が食べられます。人肌くらいに冷めたご飯の方が、個人的には好きかも・・・


電気炊飯器と電子レンジがないことから、必要に迫られて「ガス炊飯&おひつ」という生活を1ヶ月続けているわけですが、特に不便は感じていません。
ガスの火加減が面倒なのかな〜と最初は思ったのですが、
「ガスを付ける(強火)→ 沸騰したら中弱火 → 湯気が出なくなったら極弱火で5分 → 一瞬強火にした後、火から下ろして10分蒸らす」
と、ガスのつまみに触るのは計4回。蒸らしの時間を除くと、炊いている時間は正味20分程です。慣れてきたら、味噌汁や他のおかずを作ったりしながらチョチョッと出来るようになりました。
ほとんど湯気が出なくなった頃に鍋に耳を近づけると、チリチリぱちぱちという乾いた音がかすかに聞こえてきます。その音を聞くのも、ちょっとした楽しみです。
来週に荷物が届いたら、この鍋は友人に返さなければなりません。
以前から持っている電気炊飯器で炊いてみて味が大きく違うとなれば、炊飯鍋を買ってもいいかな〜と思案中です・・・。