2011年10月06日

オパールの指輪

十月に入ったとたん、秋を通り越してまるで初冬のような寒さになってしまいましたね・・・ふらふら
今週末には秋の高山祭りがあります。今年はお天気も良さそうなので、楽しみです♪


十月の誕生石はオパールということで、ここで我が家に来たオパールの話を。

今回の日本滞在で、お義母さんが娘のためのたくさんのプレゼントと共に持ってきてくれたもの。それは昨年亡くなった、夫のおばあさんが大切にしていたオパールの指輪でした。

70年以上も夫婦として連れ添い、一昨年に亡くなったおじいさんの後を追うように昨年亡くなったおばあさん。その指輪は、第二次大戦中に当時結婚したばかりだったおじいさんが、祖国で待つ妻のために赴任先の中国で買ったものだそうです。

夫は祖父母が大好きだったので、アメリカに居たときは長距離を運転してよく会いに行きました。いつも二人で玄関の外まで出て迎えてくれ、おばあさんは手料理で食卓をいっぱいにして待っていてくれました。子供6人、孫9人、曾孫もたくさん。家に遊びに来る家族が気兼ねなく泊まれるように、敷地内に宿泊用の別棟が用意されていました。寝室に加え、台所・冷蔵庫・トイレ・シャワー・子供部屋完備。しかも、その建物も全ておじいさんの自作です!大工仕事が趣味だったおじいさん、工房も案内していただきましたが、古い道具が整然と並んだとても居心地のいい場所でした♪
現役時代のおじいさんの仕事は気象予報士。自宅のお庭にはなんと気象観測箱(昔よく学校の校庭の片隅にあったあの白い木箱です!)があって、退職後も毎日気温や湿度、風向き、雲の様子などなどを記録していました。家の中の全ての家具を自分で作り、裏の畑で野菜も自給。働き者で、手仕事と家族をこよなく愛するとってもチャーミングなおじいさんでした。

おばあさんはというと、座って話をしているときも片時も手を休めず、常に編み物をしていました。手元を見ずにして、ものすごい速さで手を動かすのです。それはもう職人技!私はいつもおばあさんの手の動きに釘付けになっていました。たくさんの孫や曾孫に順番に編んでいくので終わりがないそうです。おばあさんが私達の結婚祝いにと編んでくれたアフガン編みのブランケットは驚くほど暖かくて、今でも毎日使っています。

かつてのアメリカの古き良き時代をまさに体現していたお二人で、お会いできて本当に良かったと、心からそう思っています。

すっかり思い出話になってしまいましたが、今年娘が生まれた際に、そのおばあさんの名前をいただくことにしました。なので、娘のアメリカ名はおばあさんと同姓同名です。
そんな繋がりもあって、おばあさんの大切な指輪を娘が譲り受けることになったのです。

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いつか娘に、アメリカでおじいさんとおばあさんから聞いたいろいろな話をしてあげよう。願わくば、お二人に娘を見ていただきたかったです。