2009年11月24日

柿渋布の暖簾

病気の猫がいるため長時間家を空けることができないというのもありますが、このところ高山も急に寒くなってきて、寒さが苦手な私はおのずと出不精になってしまいます。
いよいよ冬の到来、本格的な刺し子の季節がやって来ましたね。

さて、オーダーメイドでお作りした暖簾が仕上がりました。
布には、非常に手触りの好い木綿の柿渋布を使いました。
図柄のモチーフはお月さま。でも、光り輝く満月というよりは、ほのかにかすんだ「朧月」をイメージして作りました。

kakisibu noren(1).jpg

今回は線刺しのみで刺していったのですが、左右の布を揃えた時に刺し子の間隔がぴったりと合うようにするのが意外にも難しい! シンプルな線刺しゆえに、少しでもずれると目立つのです・・・。
さらに、一重の暖簾だと両側から縫い目が見えることになりますので、裏側も糸を渡さず、一列ずつ糸端の処理をしていかねばなりません。
そんなこんなで、シンプルな見た目の割には結構時間がかかってしまいました・・・。

kakisibu noren(2).jpg

新しい作品を作るたびに色々と気が付くことがあり、毎回本当に勉強になります。



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追記(11月25日)

昨日の夜、飼っていた猫がとうとう逝ってしまいました。
ちょうど寝る前の時間だったので、夫と二人で最期を看取ることができました。
ケンタッキー州の動物シェルターで出会い、以後4年間一緒に過ごしました。日本に来てからの3週間はほぼ寝たきりの状態でしたが、最後の時間をゆっくりと一緒に過ごすことが出来て本当によかったと思っています。

温かいコメントをお寄せ下さった皆さま、ありがとうございました。
この記事へのコメント
こんばんは 高山の寒さは 芯から冷えるのだそうですね〜 柿渋の暖簾 こういう刺し方もあるのですね!勉強になります でも私の腕じゃ 左右ぴったりというわけには いかないから いつか できる自身がついたら トライしてみようかな〜プチ老眼と戦いながら 毎晩チクチクと刺しています^^ゞ  刺し子市場様 お風邪など 召しませんように〜
Posted by おけいこぶり at 2009年11月24日 19:35
曇りおけいこぶりさま

こんばんは。
高山の冬本番の寒さとはどれ程のものなのか、今からビクビクしています。

この刺し方は自分で考え付いたものです。私は刺し子についてはけっこう自己流のものが多く、いつも思いつくままに、試行錯誤をしながら作っています。その分、失敗作もたくさんあります・・・。

おけいこぶりさんも風邪などひかれませんよう。お互いに気を付けましょうね〜。
Posted by 刺し子市場 at 2009年11月24日 20:49
私達がこの世を去って次の世界へ旅をする時、先に旅立った命が案内人として待っていてくれると聞いたことがあります。それは愛する人だったり可愛がっていた動物だったりするそうです。随分先のことだけれど、いつも玄関に迎えに来てくれたように、猫ちゃんはきっとその時も来てくれますよ。

毎日を大切に生きている刺し子市場さん。悲しみも愛情も刺し続けて、心の中に美しいものをたくさんお持ちの方だなあと思います。どうぞお身体を大切にお過ごしくださいね。この朧月の暖簾も刺し子市場さんらしいですね。
Posted by なお at 2009年11月26日 03:13
曇りなおさま

朝起きたとき、外から帰ってきたとき、まだ「もう居ない」という感覚に慣れていなくて、ちょっと寂しくなってしまいます。。。
でも、生きてるあいだとても楽しく過ごせたので、悔いはありません。ハナもそう思ってくれているといいな。
普段、居て当たり前と思っている家族ですが、改めて日々の時間を大切に思いました。

いつもお優しいコメント、ありがとうございます。なおさんもお元気でお過ごしくださいね。
Posted by 刺し子市場 at 2009年11月27日 08:04
猫ちゃんのこと、あれからずっと気にしていました。
とうとう旅立ってしまったんですね。
3週間の短い期間でもお父さん、お母さんと共に過ごす事が出来、ハナちゃんはきっと幸せな最期だったことでしょう。

我が家で最初に飼った猫が老衰で逝った時、
恋も知らずに私たちを癒してくれた事に
申し訳なくて、大急ぎでウエディングドレスを
縫って着せ、火葬してもらいました。

いつかは別れがあると思いながらも、
やはり寂しものですね。

寒さに向かう季節、運動不足にならないよう、
刺子を慰めにしてください。

今回の作品もシンプルで素敵です。
私の刺子作品は懲りすぎる欠点があり、
市場さんの作品が大変参考になります。
Posted by さしこ藍・愛 at 2009年11月30日 21:38
曇りさしこ藍・愛さま

はやいもので、猫がいなくなってからもう1週間が経ちました。やはりまだ、ふとしたときによく思い出してしまいますね・・・。
でも最期の瞬間まで見守れたことで、気持ちの整理をつけることができそうです。 

この暖簾ですが、言われてみるとちょっとシンプル過ぎるかもしれませんね。。。
まず最初に思い描くなんとなくのイメージがありまして、それを刺し子で表現するにはどうすればよいか・・・というところでいつも悩んでいます。
Posted by 刺し子市場 at 2009年11月30日 23:06
こんばんは。
私も、個展が終わり、受けていたオーダーに奮闘中です。
まさに朧月ですね。
シンプルだからこそ、腕が試されますよね。
さすがに一目一目が美しいですね。
柿渋も明るめで温かみのある色ですね。

私も実家で飼っていた愛猫が、今年の春、老衰で旅立っていきました。20年生きてくれました。
一緒に居た時間は、かけがえのないものです。
思い出すと、まだ、胸が熱くなりますが、今は、うちに来てくれてありがとうと言う気持ちでいっぱいです。
今は、お辛いとは思いますが、いつか楽しい思い出で満たされますよう願っております。
Posted by none at 2009年12月02日 20:56
曇りnoneさま

おはようございます。
励ましのコメント、ありがとうございます。
私も、「うちに来てくれてどうもありがとう」という気持ちです。それぞれのペットとの出会いも、考えてみれば不思議ですものね。
noneさんも愛猫ちゃんを失くされたのですね。可愛がられて、その寿命を全うできた猫ちゃんはとっても幸せだったと思います。
Posted by 刺し子市場 at 2009年12月03日 09:20
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