2007年01月31日

「美は有用性に宿る」

先日、家から車で1時間程のところにあるシェイカーヴィレッジに行ってきました。

シェイカーとは19世紀を中心にアメリカで活動したキリスト教の宗派のひとつで、信徒たちは田園で共同生活を送り、すべてを自給自足で賄い、私有財産・結婚を否定し、労働を尊いものとしていました。

シェイカーの考え方は、以下の言葉に代表されると言われています。

「美は有用性に宿る」
「規則正しいことは美しい」
「調和には大きな美がある」
「言葉と仕事は簡素であれ」


彼らは優れた職人集団でもあり、生活に必要なものは全て自分達で作っていたのですが、彼らの作る道具や家具はその哲学をよく現していると思います。

dining.jpg


シェイカースタイルと呼ばれる彼らの家具は、実用性を追及した、不必要な装飾を一切取り去った非常にシンプルなデザインで、その優美な姿は思わずため息が出てしまうほど。細部にも丁寧な加工が施されており、彼らの勤勉で誠実な様子が伝わってきます。

そんなシェイカーの建物の中は今でも清清しい空気が流れていて、自然とこちらも姿勢を正される思いがしました。

シェイカーヴィレッジを訪れ、改めて『簡素な美しさ』というものに魅了されました。彼らの生活から、「必要なものだけあればいい」と教えてもらったような気がします。



シェーカーへの旅―祈りが生んだ生活とデザイン (平凡社ライブラリー)

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