2013年08月16日

有道杓子

毎年夏に高山陣屋前で行われている夜市に行ってきました。
今年のお目当ては、そこで実演販売されている、高山の郷土工芸品である「有道杓子(うとうしゃくし)」。
江戸時代から高山市久々野町の有道地区に伝わる木製の杓子で、1本の朴の木(ほうのき)から削り出すため繋ぎ目がなく、たいへんに素朴で丈夫なものです。

一年前に大きいサイズを購入し使ってみたところ、これがたいそう使い易い! 鉄や琺瑯の鍋を傷めませんし、豆腐なども滑らず、崩れることもありません。
木製のへらは色々と種類があるのですが、杓子となるとなかなかいいものが見つからなかったので、この有道杓子は非常に重宝していて、今や我が家の必需品です。

utou-shakushi(1).jpg   utou-shakushi(2).jpg

実用面だけでなく、形も非常に素朴で素敵です。後姿も美しい。

かの白洲正子氏も著書「日月抄」の中で、「杓子の中の王者である。」と讃えているとおり、私も実はこの杓子、知る人とぞ知る隠れた名品なのでは!?と思っています。


有道しゃくし保存会のサイトより:

「有道しゃくしの大きな特徴は、継ぎ目のない一本の材料で作るため丈夫であること。またすくう部分に波上の・彫り・を残すため、煮物などをすくったとき、滑ることなく器に盛ることができること。そして木の柔らかさにより、混ぜる際に具を崩さず、鍋やフライパンを傷つけることなく調理ができるなど、いろいろ気配りの効く生活用具である。」

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