2016年02月08日

針供養

この10年の間に溜まりに溜まっていた、折れたり曲がってしまったりして使えなくなった針。このたびようやくそれらを供養することができました。

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本日針供養にでかけたのは、昨年の八日市でもたいへんお世話になった 飛騨国分寺さん。

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1時間ほどの法要でしたが、役目を終えた針に対して、改めて労いと感謝の気持ちを捧げる時間を持てたことがよてもよかったです。

法要のあと、お菓子とともに、新しい折れ針を入れる箱をいただきました。
これでまた清々しい気持ちで、明日からの制作に向かえそうです。

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2015年12月19日

クリスマス ストッキング

キルト、編み物、縫い物と何でもこなすアメリカのお義母さん。今年は娘たちにこんなに可愛いアップリケのクリスマス ストッキングを作ってくれました!

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今秋に日本へ来た時に持ってきてくれたのですが、見た瞬間あまりの手の込みようにしばらく愕然・・・。

「これは相〜当時間が掛かったんじゃないですか?」と思わず尋ねると、「そうね。でもとっても楽しかったわ。うふふ。」といつもの穏やかな微笑をたたえるお義母さん。今年はこの他にも娘たちのベッド用のキルト、ぬいぐるみ用のドールキルト、クリスマスツリー用のキルトスカート(ツリーの根元に飾る布)も作ってきてくれました。

フルタイムではないものの、まだ仕事も続けているお義母さん。加えて最近は庭師になる勉強も始めたそうです。そんな意欲的なお義母さんと話をして、『私ももっと時間の使い方を工夫しよう〜。』とつくづく思いました。

そして昨日、やっと居間にクリスマスの飾り付けをしました。鉢植えのツリーを部屋に入れ、壁掛けキルトツリーと一緒にお義母さんの作ったストッキングを早速吊るしました。それを見つけた娘たちはもう大喜び! 自分専用の可愛いストッキングができたことがとても嬉しいようです。


それと、今年は娘と一緒に初めてクリスマスリースを作ってみました。

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見様見真似で作ったリース。材料は全て裏の森で拾い集めました。
赤いリボンを付けたら娘も納得してくれ一安心。

今年は暖かくて積もるほどの雪はまだ降っていないのですが、ホワイトクリスマスになるといいな〜と思います♪

2014年10月18日

七五三の着物

最近急に朝晩寒くなってきましたね。今朝の高山は4℃まで下がりました。
あったか肌着を着てストーブを付けて、一気に冬仕度になってしまいました。

さて、今年で3歳になった長女。10月も半ばになり、七五三のお祝いをするためこの度あわてて着物の寸法直しをしました。

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この着物と被布は、私の3歳のお祝いの時に祖母が縫ってくれたものです。昨年に亡くなった私の祖母はたいへん着物が好きで、和裁も人に教えるほどの腕前だったので、祖母が家族のために仕立てた着物が今でもたくさん残っています。
その着物を今度は自分の娘に着せられることをとても嬉しく思います。

娘のサイズを測ってみると、私が着ていた寸法よりも裄が2cmも長い! 肩上げはしないわけにはいかないので、なんとか1cmだけつまみましたあせあせ(飛び散る汗)

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着物を直したりするときに使っている絹糸も、全て祖母から生前に譲り受けたもの。部屋に置いてあるだけで祖母の存在を感じられる、私の宝物です。

2014年04月07日

入園準備

いよいよ新年度が始まりましたね。
3月は、急に入った刺し子の仕事の依頼や長女の保育園の入園準備、その他諸々の用事が一気に重なり、猛烈に忙しい月でした!
4月に入りそれらがやっと片付き、ようやくまたいつもの時間に寝られる生活に戻りホッとしています。

それにしても、入園準備のために作る袋物の種類って本当にたくさんあるんですね。
娘の保育園ではざっと7種類(座布団含む)。しかもそれぞれに形やサイズや布の種類まで細かく指定されていてびっくりですがく〜(落胆した顔)
最初は可愛いキャラクターものの布を買うことも考えたのですが、やはり節約のためにも家にたくさんある余り布を使うことにしました。
娘の好きな赤色の布を主にし、ベージュとの2色切り替えで、アクセントに名前を刺繍した林檎のワッペンを付けました。

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娘は3歳になったばかりでまださほど好みにもうるさくないので、「かわいい〜♪」と素直に喜んでくれました。よかった、よかったわーい(嬉しい顔)

2013年10月05日

帽子繕い

およそ2年半前に弟に頼まれて刺繍を入れたハンチングの帽子。(そのときの記事はこちら

気に入ってよく被ってくれていたのは嬉しいのですが、帽子に穴が開いてしまったようで、このたびその修理を頼まれました。

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さて、どのように直せばいいものか。
パッチを充てたら目立ちすぎるし、麻糸を元のように粗い布目で編んでいってもまた同じように穴が開いてしまうだろうし・・・。

なにかいい方法はないかと我が家に滞在中のお義母さんに相談したところ、「ダーニングがいいんじゃないかしら?」ということで、私に代わって直していただきました!

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どうでしょう・・・。
麻糸は家にあったクラフト紐をほどいて使ったのであせあせ(飛び散る汗)若干色の違いがあるものの、これでなんとかいけるのではないでしょうか。だいぶ丈夫にしておいたし。
というか、もうこれ以上は難しいのでこれにて勘弁してもらいますわーい(嬉しい顔)


ダーニング (darning) 
 ウール製品の穴などにかがりを入れて補修する技法。

2013年03月21日

ソックモンキー

去年は3月になっても毎日雪ばかり降っていましたが、今年は連日ぽかぽかの陽気♪ 嬉しくて、最近はお弁当を持ってピクニックばかりしています。

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公園から望む穂高連峰


さて、今週は以前から気になっていたソックモンキーを作っていました。 
ソックモンキーとは、約100年前にアメリカで生まれた、靴下を使って作るお猿さんのぬいぐるみです。

 ソックモンキー協会
(ソックモンキーの歴史や作り方などが紹介されています。)


本来は労働者用のかかとの赤い丈夫な靴下で作るもののようなのですが、私は家にた〜くさんある、夫の履き古しの靴下を使いました。多くはかかとや足の裏に穴が開いてしまったものなのですが、「繕えばまだまだ履けるよ〜。」と夫が言い張るので捨てることも出来ず、処分に困っていました・・・。

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そこでソックモンキー♪ これでなんとか靴下二足は減らせましたわーい(嬉しい顔) せっかくなので、詰めるコットンも不要になった古い座布団の中綿を使用。徹底して材料は家にあるものをリサイクルして作りました。毎日少しづつ制作して、かかった時間は合計3時間程。ぬいぐるみを作るのは初めてでしたが、結構簡単に出来てしまうものなんですね。

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被っている帽子はアメリカのお義母さんが編んでくれたもの。「ソックモンキーを作るので帽子を編んで欲しい!」と言ったら、喜んで作ってくれました。

週末に娘にプレゼントする予定です。果たして気に入ってくれるか、今からドキドキです・・・。

2012年01月30日

端切れのポーチ

機織りをしている友人から、たくさんの藍染布の端切れを譲り受けました。
もともとは、同じく布を織る仕事をしている彼女の友人の勤め先で出た端切れだそうです。端切れを捨てられない人たちの間を渡って、なぜか私のところまでやって来ましたわーい(嬉しい顔)

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奮起して、初めてのパッチワークに挑戦。まずは全てにアイロンをかけて、おおまかな四角に切り揃えました。あとは模様のバランスを見ながら、ひたすら継いでいく作業。

小さな切れ端が少しずつ繋がって、それがまた一枚の布になっていく快感・・・。これがパッチワークの楽しさなんですねかわいい
初めてのパッチワークは、楽しすぎて毎回止めるのがたいへんでしたあせあせ(飛び散る汗)

なにに仕立てるか迷いましたが、いつも身近に布地を眺めていられるように、普段使いの四角いポーチにしました。
内側にはキルト芯を入れて、柔らかな手触りに。いつも傍らに見て触っては和んでいます♪

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ちなみに、この端切れをくれた友人は、高山での最初のアパートで階下に住んでいた方です。
引越しのご挨拶で初めてお会いしたときに、「家で機を織っているので、音が響いたらごめんなさい・・・。」と仰られたときは、嬉しいびっくりでしたわーい(嬉しい顔)
お互いの作品について話したり、ちょうど同じ頃に出産をしたりで、自然とお友達になりました。人の出会いとは不思議ですね。

もちろん、出来上がったうちのひとつは彼女にプレゼントしました♪

2011年01月25日

帽子にこぎん刺し

帽子好きの弟から、刺し子のハンチング帽を作ってほしいと頼まれました。
さすがに帽子を作れる能力はないので、既成の帽子にこぎん刺しを入れることに。

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同系色の糸で両サイドの部分に刺繍を入れました。近づかないと見えないような微妙な色味ではありますが、光の加減によって模様が浮き上がります。

春夏向けの麻の生地なので、今年からどんどん被ってくれたら嬉しいな♪

2010年11月02日

箸袋

毎日会社にお弁当を持っていく夫に、箸袋を作りました。
おかずの内容によってはスプーンやフォークの時もあるので、どんなモノにも対応できるような形を考えました。

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並幅の布を使ったので、耳はそのまま。適当に折って布端の始末をして、ひもを付ければ完成です。
手縫いでも一時間弱で出来ちゃいました。

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使用した布は、最近気に入っている藍染糸のチェック柄。
微妙に異なる藍色のグラデーションがとっても爽やかですわーい(嬉しい顔)

2010年10月05日

黒羽織のリメイクシャツ

空気も爽やかに、やっと秋らしくなってきましたね。
先週までしばらくの間帰省していたのですが、蝉と鈴虫と赤とんぼが同居するなんとも変なお天気でした。

さて、今年の夏に、母に頼まれて羽織をリメイクしたシャツを作りました。波型の地模様が入った夏物の羽織で、とっても涼しげな布地です。「なるべくシンプルな形で。」というリクエストがあったので、四角い形の貫頭衣スタイルに。それでも少しアクセントを入れたくて、片襟に銀糸で刺繍を施しました。

簡単なステッチなのですが、布地がとても薄くて綺麗に仕上げるのに苦労しました〜ふらふら

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刺繍をするのに参考にしたのはこちらの本。
下田さんの作品はどれも本当に可愛くて美しくて、たまに開いてはうっとりと眺めていますハートたち(複数ハート)

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  下田直子の刺繍図案 (文化出版局)

2010年06月09日

こぎんのがま口

いとこの結婚式に出席するため、今週末に東京へ行くことになりました。
およそ一年ぶりの帰省となるので、家族や友人に会うのがとっても楽しみです♪

結婚のお祝いとして、いとこのお嫁さんにささやかなプレゼントを作りました。

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お会いしたことがないので、好みが分からないのが難しいところ。気に入ってもらえるといいのですが・・・。


今回参考にしたのはこちらの本。

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津軽に伝わるやさしい手仕事 こぎん刺し

説明がとても分かりやすくて、こぎん&がま口初心者の私でもなんとか形にすることができました。
それにしても、こぎん刺しは面白い! 一段刺し進めるごとに確実に模様が出来ていくので飽きることがありません。というよりもむしろ、止めるタイミングが難しいわーい(嬉しい顔)

これから少しずつ、こぎん刺しのモノも作っていきたいと思っています。

2010年06月03日

布ねずみ

お世話になった友達になにかお礼がしたくて、彼女が可愛がっている猫のためのプレゼントを作りました。
余っていた端切れを使って、なんとなくねずみの形に。中身はもちろん、猫が大好きなアレですわーい(嬉しい顔)

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その後の様子を訊くと、とても気に入ってくれたらしく一度与えるとなかなか離さないということでした。良かった〜猫


今回、未練がましく自分の分も作ってしまいました。
飼い猫を亡くして早半年が経とうとしています。まだたまに思い出しては涙してしまうのですが、最近になりまた猫を飼うことを考え始めています。
猫のいる生活はいいなぁ・・・、でもやっぱりまだ早いかなぁ・・・と、まだまだ複雑な心境なのですが・・・。
自分の気持ちと相談しながら、いいご縁を待ちたいと思います。

2009年08月05日

こぎん刺しのブックカバー

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製作中のあるものとはブックカバーでした。
いつでもどこでも文庫本を持ち歩いている母からの頼まれものです。

ひとつ作って慣れてきたところで、もう一つ色違いで作りました。
二つ目を作る時は、同じ模様だったこともあり、一つ目よりもずっと短時間で楽に刺すことができました。写真を見ても、初めて刺した方(オレンジ糸の方)は糸こきがうまくできておらず布が少し寄っていますねふらふら 
刺し子でもこぎん刺しでも、やはりいくらか糸に余裕を持たせてふっくらと刺していった方が、刺繍部分がやわらかくなっていい感じに仕上がるようです。


今回もう一つ初挑戦したものが、「結び」。
初めてなので簡単なものを作り、しおりとしました。
ちなみにこの結び方は「吉祥結び」というそうです。延命長寿を意味するおめでたい結びです。

参考にしたのはこちらの本。
結びをあしらった美しい色使いの小物がいっぱいで、見ているだけで夢心地になれますかわいい

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結びでつくる きもの小物

2009年07月23日

初めてのこぎん刺し

引越しの日も決まり、準備作業も取りあえずは一段落つきました。

そんな少し気持ちに余裕ができた時に、どうしても出てきてしまうのが縫い物欲わーい(嬉しい顔) ちくちくと刺し子をしたいところですが、製図道具など細々としたモノは全てまだアメリカの家に置いたまま・・・。そこで、思いきって以前からしてみたかった「こぎん刺し」に挑戦してみることにしました!

さっそく手芸屋さんでオリムパスのこぎん糸とコングレスを購入。先日入手したこちらの本を参考に、見よう見まねで刺してみました〜。

コングレスはさすがに刺繍専用布だけあって、目が非常にはっきりとしていてとても刺しやすいです。そして、布の織り目を数えながら刺していく「こぎん刺し」はなんとなく編み物に近いように感じました。同じ刺す作業でも、等間隔で運針をしていく刺し子とはまた違った感覚です。 

ですが、刺すことに没頭してしまうという点では全く共通していて、楽しさのあまりなかなか止めるタイミングが見つかりません! もう一段、もう一段だけ・・・と刺し進めていくうちに、気が付くと何時間も経っていたりします。

いまの段階の写真はこちら。現在、母に頼まれてあるものを製作中です。

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完成したら、またこちらでご紹介したいと思います!

2009年06月19日

蚊絣のタイパンツ

実家に置いてあった自分の荷物の中から、古い男物の木綿の着物を見つけました。
けれども、いつ頃どこで購入したのか、自分でも全く記憶なし・・・ふらふら
とりあえず羽織ってみると、丈が短くて着物としては着られない。でも生地の状態はとても良い。模様も私の大好きな蚊絣。
ということは、きっと当時の私が生地を再利用しようと思って買っておいたのでしょう。
そう思うことにして、さっそく着物を解き、以前から作ってみたかったタイパンツに仕立ててみました。

自分の持っていたパンツの寸法をざっと測り、要らない紙を使ってまずは型紙を作りました。昔の着物なので布巾が34cmしかなく、それに合わせて型紙を少し削ったり、接いで作ったりした箇所もあり、元にしたパンツよりも少し細身のものになりました。

Thai pants (pattern).JPG  Thai pants -2.JPG

いくらか細身といっても、そこはタイパンツ。
ゆるゆるゆったり快適です♪ 布も程よく着古されているので、肌触りも柔らかい。

今回タイパンツを作って気付いたことは、股の部分以外は全て直線断ちということ。
布を曲線に切ることにとても抵抗がある私でも、気持ちよく作ることができました。ひたすら直線を縫っていくのも、着物を縫っている感じでとても楽しかったです。

制作時間は手縫いで10時間程。今回は縫い代をすべて「折り伏せ縫い」で処理したので、その分時間がかかってしまいました。ポケットやベルトループを付けても便利かも・・・と、まだまだ改良の余地がありますが、まずは初めてのパンツ作りに満足していますわーい(嬉しい顔)

2009年05月12日

継ぎ接ぎ卓上敷

数年前に、友人が貴重な「南米の藍染め・手織り」の布を分けてくれました。手織り特有の非常に柔らかな手触りで、色味も縞の模様もとっても気に入っていたのですが、その布地はもともと円形のフレアスカートでほとんどの部分が斜めにカットされていた為、なかなか手を付けられずにいました。

その布を使って何を作ろうかとしばらく悩んでいましたが、ずっと触ったり見たりしていても飽きないくらい本当に気持ちのいい布だったので、いつも目に付く場所に置いておけるよう卓上敷きにすることにしました。

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斜めに切ってある布地から四角く布を取っていき、繋ぎ合わせていきました。よ〜く見ると、6枚の布が接いであります。縞の模様をぴったりと合わせたくなるのは、どうにも私の性分ですわーい(嬉しい顔)

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カラフルなステッチはもともと施されていたものです。さすがに南アメリカの民族衣装は布を繋ぐ色もカラフルですねかわいい とっても可愛いのでそのまま残すことに。

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一応リバーシブルです。裏にはこれまた友人に分けてもらった古い着物の袖裏と胴裏を使いました。鮮やかな赤の木綿が飾り物の敷物としても役立ってくれそうです♪

2009年03月03日

銘仙のグラニーバッグ

アメリカ人の友人が、銘仙の着物の生地を半分分けてくれました。彼女とは驚くほど好みが似ていて、いい生地があるといつも分け合いっこをしています。

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このグラニーバッグ風の手提げは、着物の袖の部分を使って作りました。
表地も裏地も、接いだり、生地の弱っている部分に継ぎを当てたり、目立たないところに色々と補強をしました。

銘仙はとっても軽くて、つるつるさらさら。絹の感触と、あいだに入れたコットン芯のふわふわ感で、触り心地がとても好いバッグになりました♪

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内布は、同じ着物の八掛だった部分を使用。エンジと黄緑色のコントラストがとても可愛かったので、バッグでもそのままの組み合わせにしました。
着物の襟の部分はスカーフに。半幅の部分はリメイクしづらいですが、スカーフにすると幅も長さも丁度いいですね。
持ち手の部分に使った布は、実は古い布団皮です・・・。ハギレの中から見つけて色がちょうどよかったので使ってしまいました。これはここだけの話ということで・・・どうかご内密にわーい(嬉しい顔)

昔のぺったんこの重い布団。でもすごく温くて大好きでした。
その布団皮には、少しカビくさいような昔の匂いが今でも少し残っていて、繕い物をしていた祖母の姿を想い出します。

2009年01月28日

藍の継ぎはぎスカーフ

いよいよ冬本番。今日も外では雪がしんしんと降り積もっています。
降った雪の溶けぬまま、3月半ばまでこの氷点下の日々が続きます・・・雪

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さて、ハギレの整理を兼ねた制作作業が続いています。
以前から少しずつ集めていた古い絣のはぎれ布をなんとか日常で使えるものにしたいと思い、まずはスカーフに仕立ててみました。

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古いため生地も弱っていて大きさもバラバラだったので、新しい藍染布を主部として使い、その周りを囲むような形ではぎれ布を継ぎ合わせていきました。
絣のなかでも、細かめの自分の好きな模様だけを選り分けて使ったので、見る度に嬉しくなってひとりニマニマとしていますわーい(嬉しい顔)

今までパッチワークのものを作ったことはなかったのですが、こうして自分の好きな模様が一度に見渡せるというのもいいものですね。

2009年01月14日

銘仙の手提げ

溜まってきたハギレの整理を兼ねて、少しずつ自分のものも作っています。
先日ハギレの中に長さ1m足らずの銘仙を見つけたので、竹ハンドルを使った手提げを作ってみました。

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小さな丸と四角の絣模様。銘仙にしてはとっても地味な柄ですね。
内布は橙色に。模様にちょこっと使われている色に合わせました。

軽くてシャリ感のある涼しげな生地なので、せっかく作ったのですが実際に使うのは夏が来てからになりそうですわーい(嬉しい顔)


参考にした本


下田直子の刺繍図案

2008年12月11日

Gee's Bend Quilt

アメリカではキルト作りが非常に盛んです。
こちらに来るまで一度も実物を見たことがなかった私も、だんだんとキルトの世界に興味を持つようになりました。特に興味があるのは、やはり手縫いのキルト。現在ではもう手縫いのものに出会うことはめったにありませんが、たま〜に拝見できる機会があると真剣に見入ってしまいます。

そういった古い手縫いのキルトに興味を抱いている私に、友人があるユニークなキルトを教えてくれました。それはGee's Bend Quiltと呼ばれる、アメリカ南部のアラバマ州にある黒人居住地域(Gee's Bend)に住む女性達が作った、アフリカンアメリカンキルトです。

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The Quilts of Gee's Bend

この本の表紙に使われているキルトは、Annie Mae Youngさんによる1976年の作品。
よく見ていただくと分かるように、青の濃淡の部分は古いジーンズを繋ぎ合わせて作ってありますがく〜(落胆した顔)
制作者ごと、素材ごとに掲載されている作品の中でも、そのWork-clothes(作業着)のカテゴリーの作品群は圧巻!そのものすごい迫力に圧倒されて、誰もが言葉を失うことと思います。
その他の作品も、どれもインパクトのあるものばかり!
抽象画のような前衛的で大胆な構成。強烈な色彩。アシンメトリー(非対称)の感覚。
キルトを見て、これほど驚愕、感嘆したのは初めてのことでした。

そして特筆すべきはその即興性。家族の古着や作物用の袋など、あり合わせの布をリズミカルに継ぎ合わせていき、手本もなく、反復もない、一度限りの表現。真っ直ぐでない布のラインや不揃いの針目には今にも動き出しそうな躍動感があって、私は真っ先に、同じくアフリカにルーツを持つジャズ音楽を思い浮かべました。

Gee's Bend は、現在でも地図に載っていない、アラバマ州にある当初の奴隷だった人々の末裔が暮らす地域です。(Gee's Bendという通称名は、19世紀初頭のこの土地の地主の名前からきていて、「Gee氏の所有する川間地帯」というような意味)
三方を河に囲まれていて外部との交流があまりない地域だったために、長い間アフリカの文化が継承されていたのではないかと言われています。

ヨーロッパ系の伝統的なパターンを丁寧に縫い合わせた端正なキルトに対して、アフリカ系の人々のダイナミックなキルトは、その構成・色使いにおいても、その作る過程においても、まったく異質の美と文化を見せてくれます。
その力強く、色鮮やかでリズミカルなデザインからは、仕事や家事に明け暮れながらも創作の喜びを見出し、たくましく生きる女性達の姿が目に浮かんできます。

今回紹介したこの本の素晴らしいところは、作品のひとつひとつに対して、制作者の写真と共に、作品にまつわるエピソードや自分達の生い立ちが彼女達の言葉で書かれていること。
本を開く度に、彼女達に喝を入れられて、非常に励まされる思いがします。 


これらのキルトの展示会が、2002年からアメリカ各地の美術館を巡回しています。スケジュールはGee's Bend Quilt公式サイトのNews and Eventsのページに載っています。